シャコ・エビ日記

シャコパンチ、エビパチン研究者の記録

mazさんへのレス

 

これを聴きたくて(というか加賀谷さんに会いたくて)行った。 シャコパンチは「水中で」最速の運動→では水の外で最速な運動はなんだろう?

付属肢の「 水の外で最速な運動」は、アギトアリtrapjaw antのバイティング。

しかし「最速」の定義と「運動」の定義が必要ではある。 おそらくここで問題にしているのは「胴体座標系での、体の一部分の」「瞬間的な有次元の加速度(あるいは速度かも)」。 たとえば「慣性座標系での」「有次元の速度」だと、おそらくは急降下中のハヤブサとかになってしまう。

ですね。持続時間と加速度という軸での水中最速です。

個体差が大きい… 腕は(?あるいは受ける側の腹部だったかも)

拳に相当する、dactyl heel というところです。

microcrack に強い特殊な構造 撮影は30,000--50,000 fps (!). さすがにめちゃくちゃ速い…!シャッタースピードなども知りたいな→論文読もうか

30,000 frames s−1, 768×512 pixel resolution, 3–25 μs shutter duration っす。

エネルギはどうやって評価するのか?→力積をとってるぽい?→論文読もう

cf. McHenry, et al., 2012

シャコは自分のパンチが見えるのだろうか? パンチは速すぎるので、途中では見えていないっぽい?

神経系の処理能力的に、見えないです。

では着弾観測はどうやるのか?視覚・触覚いずれか?両方?

事後的に、結果を観測するだけでしょうね。おそらく両方ですが、視覚依存が他の甲殻類より格段に高いと思います。

パンチが遅いスピアラでも、一度モーションを始めると途中での制御は不可能らしい(スピアラも弾性エネルギ開放でパンチしてるってことかな)

スピアラーでもばね駆動であることは間違いないです。

逃げる(動く)相手は叩けるの?

とびかかって、パンチすることをよくします。

1発目を逃した時に次弾装填 (loading) して再発射するのは可能?

loading の時間がかかることはたしかにコストです。再パンチには半秒ほどかかります。

貝のように動かない相手ならできそうだが… 一度途中まで弾性エネルギをためた後で、「やっぱりもうちょっとロードしよう」という追加でのロードはできるのか?しているのか?

未発表ですけど、してます。

バネを使わずにふつうに筋肉だけで動かすことはできるという話だった パンチをする腕、上反角方向の回転は可能 叩く前に(殻が相手の場合?)たくさん触っている 何をチェックしている?材質? 「本物の殻でないもの」を叩かせているが、その影響はどのようなものがあるだろうか。より一般的に言うと、叩く相手の硬さに応じてパンチの強さを変えたりしないのか。

 

これはやっているかもしれませんね。何をチェックしているか、条件を統制した行動実験が必要ですね。

シンポジウム「捕食・被食と殻の役割」のメモ - dynamicsoar's log