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シャコ・エビ日記

シャコパンチ、エビパッチン研究者の記録

パイプ・カット

塩ビのパイプをカットして、シャコの家をつくった。前回の写真のは実は小さ過ぎたようで、一度出てしまうと二度と入ってくれなかった。中で方向転換できるギリギリの直径のパイプがよい。これはスマッシャーでもスピアラーでも同様だ。どちらもシャコアタックは、穴の中からの方が実行しやすいようだというのは、これまでの観察からの予想だ。要するに、シャコたちは引きこもりがちだ。

 
自然界でのシャコには多くのリスクがある。エサを横取りされたり、自分自身が捕食されてしまったり。それを避けるために、穴からは出ずに、発達した視覚で、外の様子を観察している。ちょうどいい獲物が来れば、アタックする。そうやって狩りをしている。
 
スピアラーの捕脚は先が刺々しい。スマッシャーの捕脚にはハンマーがついている。スピアラーは柔らかい魚などを捕食対象として、スマッシャーは硬い殻で覆われた貝や甲殻類を捕食対象としている。スピアラーは遠くの獲物目がけてリーチするアウトボクサー、スマッシャーは接近して強打撃するインファイターとも言える。得意とする捕食対象が違うのだ。彼らは捕食行動に出る前に、捕食対象を認知しなければならない。穴の中から、発達した眼で見分けるのだ。
 
スマッシャーについては、アメリカ留学中にどうやったらパンチしてくれるかは勝手が分かってきたが、スピアラーについてはまだよく分からない。現在いるスピアラーが、獲物目掛けてリーチしやすい環境づくりをするのが目下の課題だ。パイプ・カットはこの課題解決の第一歩と言えよう。