シャコ・エビ日記

シャコパンチ、エビパッチン研究者の記録

「レス」強迫症

「それ、いいの?」「それ、分かりやすい?」「それ、使いやすい?」などなど、今すぐ答えるべきだと質問を突きつけられたときに困るということがある。「10秒で答えを出せ」と言われても、しばらく時間がないと、評価もできない。だけど、実際は無限に時間があるわけではないから、ここぞというときに「これ!」と決めてしまわないといけない。できるだけ考えうる状況をシミュレートしておいて、いざとなったら答えられるようにしておく、というトレーニングが欠かせないなどという。これがまたどうすればいいのかわからない、で、無限背進になってしまう。


我々の行動はあらゆるところで複雑にからみ合ったフィードバックを構成している。無限背進におちいるのは、正のフィードバックが存在しているか、もしくは、負のフィードバックが欠如してしまっている。食べだしたら、ついつい、とまらない、ハッピーターン、とか。こういうとき、人に止めてもらうか、自分で止めるかしか選択肢はないわけだけど、ものごとがいいか、わるいかを決める問いというのも、同じこと。急いで答えを求められると、いわゆる“脊髄反射的”反応を示して、ウンコな議論をしてしまう。そうせざるをえない。“人生いろいろ”と言ってしまう。


誰だって、未来のことなんて分からない。予想する学問だって、仕事だって、結局はポーズでしかない。身もフタもないけれども、予想というのは過去の現象からもっともらしい議論でっち上げているだけだ。はずれれば、“あくまで予想ですから”と言い訳をして、天気予報してお金をもらっている。答えを用意してちゃんとレスするというのは、いわゆる“コミュニケーション術”だが、これは基本的にこのウンコな議論*1だ。世の中基本的にQBKであるが、そう言わざるをえない状況は増えてきているのだろう。あまり「〜これには何とかレスしなきゃ」と自分を脅迫すると、体にもよくないよ。お通じがよければ、現代人のフィットネス高まるのかもしれないが。

*1:http://d.hatena.ne.jp/katsumushi/20080513/p1