シャコ・エビ日記

シャコパンチ、エビパッチン研究者の記録

リライト

よい文章は書き直されているーーということに尽きるわけだが、推敲するということがうまく行くときとそうでないときがある。たしかに何度でも書き直せばいいじゃないか、と思いたいところなんだが、ときどき、もう戻れないところまで進んできてしまって途方に暮れる。不可逆なもんだ、生きているということは。

デジタルな作品はすぐ消える。それが、いくらでも真っ白なキャンバスに戻せるという幻想を生む。自分は二度と戻せないからだ。真っ白にしてもそのキャンバスを観る自分の目には前に書いた線が残っている。Behaviorなんてそんなに簡単に変わらない。ダメな泳ぎ方を直すのは、いちから泳ぎをつくるよりももっと難しい。

あのときのひどい言葉を取り消せたらいいのにーーそういう後悔の蓄積みたいなものをこれが自分の人生かと受け入れられるかどうか。アルコールに頼ったところで、人の心から言葉を消去することができない。事実として残る。いったい、どう飲み込めばよいのか。