シャコ・エビ日記

シャコパンチ、エビパッチン研究者の記録

プログラミングができるとなぜ頭が良さそうに見えるのか?

「ノートパソコン持ってるだけで仕事できそう!」というフレーズがテレビに流れたのは10年ほど前、北海道という極寒の地にきたころだった。まだインターネットへも、モデムを使い、テレホーダイというサービスを使って接続していたころだった。僕ははじめてコンピューターに触った。そして、コンピューターを使いこなしたいという欲求だけを持っていた。コンピューターを使っている人がとてもクールにみえたからだ。


僕は水泳バカだった。水泳のトレーニングをやっていると、コンピューターという高級なものに使うカネも時間もなかった。そういう意味でもコンピューターは高値の花だった。


なぜコンピューターを使いこなすことはクールに見えるのだろう?速くプログラムが組めることがかっこよく見えるのだろう?これに対する、あいまいで、一般的で、一応の答えは用意できる。それは頭が良さそうに見えるからだ。ではなぜ頭が良さそうに見えるのか?それは仕事をたくさん、速く終えることができるからだ*1


だが、これで終わらない。仕事というのはどういう仕事か?速いことはほんとうにいいことなのか?「サルにも分かる」とか「反省だけならサルにもできる」というが、サルは我々より頭が悪いと言えるのか?知性とは何か?こういう疑問からザリガニの知性を探る研究することになった、というのはとってつけたストーリーだが、ほんとうだ。


僕は頭が悪い。見通しを立てるのが下手だ。でも、頭が良くてもプログラミングが速くできても、文章が速く読めても*2それで完璧かというと「そんなことはないよ」と物理学者、寺田寅彦先生もおっしゃっている。

この老科学者の世迷い言を読んで不快に感ずる人はきっとうらやむべきすぐれた頭のいい学者であろう。またこれを読んで会心の笑(え)みをもらす人は、またきっとうらやむべく頭の悪い立派な科学者であろう。

寺田寅彦「科学者とあたま」

ということで、僕はこの寺田寅彦先生の文章を読んでニヤニヤする。でも、先生もおっしゃっているが、

つまり、頭が悪いと同時に頭がよくなくてはならないのである。

なので、頭をよくしたいのである。少なくとも良さそうにみせたいのが人情である。だから、コンピューターを使いこなせる人を尊敬するし、はてな村にいるコンピューター・ギークに学ぼうというスケベ心があるのだ。今のところ情報量が多すぎて満足しすぎて、少々胸焼けしている。


ということなので、少々“言葉”に疲れた。そこで今日は5000mくらい泳いできたから、お粥でもつくって寝ることにする。こうして、いつまでも、「コンピューターを使いこなせるとなぜ頭が良さそうに見えるのか?」ということを考え続けるハメになるのだ。


これからも、ジグザグさまよい歩いて行っても、帰り道はストレートに帰れるくらいの”思考の経済性“を持つ砂漠アリには負けないようにはてなライフを楽しみたい。
RIMG0004

*1:[http://d.hatena.ne.jp/teruyastar/20080308/1204977907:title=プログラミングのスピードを上げる方法]

*2:[http://marcon.g.hatena.ne.jp/Marco11/20080313/danyarsanmhatta:title=読むことについて考える]