シャコ・エビ日記

シャコパンチ、エビパッチン研究者の記録

生物はいいかげんか

生物は必要とあらば、超能力とも言えるほどの厳密さを持った制御を行う。たとえば、アマゾン川の泥水の中に棲む弱電期魚は、ナノ秒オーダーの時間感覚を持つ。

弱電気魚は、尾部にある発電器官から数百ヘルツの交流電場を発生し、環境中の物体による電場の撹乱を体表に備わった電気受容器で捉えることによって環境の様子を探る。
2匹の周波数の近い電気魚が出会った時には、互いの電気信号が混信するのを避けるために発電周波数を互いに変更する、「混信回避行動」が起こる。この行動は、電感覚信号に含まれる振幅と位相の変調パタンによって制御されている。また弱電気魚は、振幅と位相に対し高感度を示す(振幅変調:5千分の一;位相差:100ナノ秒)。

http://www2.bpe.es.osaka-u.ac.jp/seminar/seibutsuseminar.html


この感度は、実に戦闘機が70マイクロメートル進む時間を検知するほどの感度であるという。これほどの感度を持ち安定した制御を行う機械を人類は未だつくれていない。こういう超能力のお話を聞く機会があった。


醍醐味は、ここからいかにしてその超能力を実現しているのかという話だ。最先端の研究なのでこれからまだまだ目が離せない。