シャコ・エビ日記

シャコパンチ、エビパチン研究者の記録

MacBook

店頭にあるMacBookを見てきた。MacBookファーストインプレッション*1で言われているキーボードの構造に関することがまず気になった。

これまでのポータブル製品と大きく違うのは、キーボードの取り付け構造にもある。従来まではパームレスト部分を含むパーツに1つ大きな穴があいていて、そこに各国向けのキーボードユニットをはめ込む構造が採られていた。しかし、MacBookではこのパームレスト部分のパーツにキー個々の穴が開いていて、カバーの下からキーが出ている構造だ。これは前出の頑丈さを高めることに加えて、児童によるキートップを外すなどのイタズラを抑止する目的もあるという。

 個々のキーにはテーパーがない。また従来はアールが付いていたキートップ表面もほぼフラットになっている。ちなみにテーパーがないため小さく感じるが、キートップ自体の面積は他のポータブル製品とほぼ同じである。キータッチは悪くないが好みは分かれる。個人的には「やや慣れが必要か」と感じる部分はあるが、いずれは吸収できる要素とたかをくくっている。

個人的にはこのキーボードのほうが快適な感じがした。頑丈な設計が心理的な安定感を感じさせるものだった。頑丈さということでは、パネルの開閉である。

すでに紹介されているようにMacBook本体にラッチはなく、マグネット式の開閉機構を採用している。'99年に発表されたクラムシェル型の初代 iBookにもラッチはなかったが、バネを使ったパネルの固定を行なっていたため、パネルを閉じる最後の瞬間は、まさに貝のごとくパクッとされたのを覚えている。MacBookのパネル開閉ではそういったこともなく、スムーズな開け閉めが行なえる。

磁石でパチっと閉まる感じは何とも気持ちいい。他にも電源部分で磁石が使われているが、このあたりの工夫はなんとも憎らしい安定感を与える。

総じて、MacBookのデザインの良さは、一言で言うと「安定感」だと思った。ノートパソコンはただでさえ壊れやすいイメージのつきまとう代物だが、細かい工夫が全体の美しさのみならず、使っていても心理的に与える安定感が、まさにスティーブ・ジョブスが、

デザインと聞くと、普通の人はカーテンやソファなどのインテリアデコレーションのようなものを思い浮かべる。でも私にとってデザインとはデザインでしかないんだ。人工の創造物の「魂」といってもいい。iMacは単にきれいな色をしているとか、透明であるとか、変わった形をしているとか、そういうことが大事なのではなくて、すべての要素が一体化した、最も洗練された消費者向けコンピュータであるという点なんだ。*2

という、「すべての要素が一体化した」安定感のことなのだろうと思った*3

*1:http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/0519/macbook.htm

*2:http://www.president.co.jp/pre/20000320/02.html

*3:引用元はiMacに関するコメントだが、デザインというものに対するジョブスの考え方の一端が見えていると思うので引用した。